実刑確定後に逃走、小林誠容疑者、実刑確定の人がなぜ保釈されていた?
実刑確定後に逃走、小林誠容疑者がなぜ保釈されていた?
昨日、実刑が確定していた小林誠容疑者が、収監される際に自宅から刃物を持って逃走したという事件がありました。
(2019/06/20 14:20現在も容疑者は逃走中です。)
ここで、「何故受刑者が保釈されていた?」という疑問を持ったので、調べてみました。
この記事の内容
- 小林容疑者の判決までの流れ
- 実刑判決後の人が何故釈放された?
- 保釈請求をするには理由が必要
- 保釈の理由になりうるパターン
- この様なケースで保釈されるのは、異例中の異例
- 19日小林容疑者は何故家にいた?
- 警察官は何人いた?何故逃げられた?
- まとめ
- ニュースでなぞかけ
小林容疑者の判決までの流れ
2018年9月
窃盗、傷害、覚せい剤取締法違反で第一審が行われる
↓
被告が控訴
↓
今年2月
控訴審が行われ、懲役3年8ヶ月が確定
↓
控訴審の判決確定後
被告は保釈請求を行う
(被告は判決から2週間以内に、保釈請求が出来る)
↓
保釈請求が通り、保釈される事になる
(一般的にだいたい100万円以下の保釈金がかかる)
↓
保釈期間(だいたい2週間以内)
↓
(保釈期間が終わると、基本的に犯人は自分から出頭しなければならない。
出頭してこなかった場合、出頭を要請する内容の手紙を送るなどの対応がなされる)
小林容疑者が出頭しなかったため、出頭を要請する内容の手紙を送る
↓
何度か手紙を出しても応じず、
自宅への訪問も何度かするも接触できず
↓
今年6月(6月19日)
小林容疑者の自宅を訪問した際、小林容疑者が逃走
実刑判決後の人が何故釈放された?
先程にも書きましたが、被告は判決を受けてから、保釈請求をする事が出来るのです。
もし、それが通れば、保釈されるというシステムになっているのです。
ただし、誰でも保釈されるというわけではありません。
保釈請求をするには理由が必要
保釈請求をするにあたって、
被告人は保釈のためなんらかの理由を提示する
事が必要になります。
保釈の理由になりうるパターン
保釈の理由として通るパターンは、
・持病があり、病院に行く必要があり、診断書を提示した場合
・離婚をする場合、手続きをする必要がある
などです。
今回、保釈請求の理由が何なのかは分かっていませんが、何かしらの理由があったはずです。
この様なケースで保釈されるのは、異例中の異例
裁判から判決までの2週間以内くらいが保釈期間になりうる方が多いみたいです。それに対し、判決後に保釈されていた今回のパターンは、かなり異例と言えるでしょう。しかも、二審の判決後の保釈となると、相当な異例パターンと言えるでしょう。
二審後の保釈は裁判官の裁量によって決まるらしいです。この場合、保釈が許される事なんてほぼ無いみたいです。
保釈が許されるのは100人いても1人くらいと言われています。
しかも、今回、実刑が確定した後に保釈されたので、
被告が最も"逃げたくなる"期間での保釈となります。それも考慮されたはずなのに、保釈を許されたのです。
以上の事を踏まえると、
今回、小林容疑者が保釈されていたのは、ほぼ奇跡に近いようなケースだったと言えるでしょう。
19日小林容疑者は何故家にいた?
保釈期間中、警察からの通知に応じず刑務所行きを出来るだけ流れていたように見える小林容疑者ですが、なぜ19日には家にいたのでしょうか。
これもちゃんとした事は分かっていませんが、
覚せい剤を使用するため
である可能性もあると言われています。
警察官は何人いた?何故逃げられた?
身柄を確保しようとした際、逃げられてしまいましたが、何人体制で身柄の確保を試みたのでしょうか。
19日小林容疑者の自宅に出向いた人数
横浜地検の職員4人
警察官2人
計6人体制だったみたいです。
6人ではありますが、4人の地検の職員は警察官と違い、地検の職員なので、犯人を逮捕する術を知らない人達である可能性があります。
力になりうるのは警察官のみと考えると、実質2人だけという事になり、その警察官は銃を所持していなかったため、人数不足とも言えてしまうのかも知れません。警察官は銃を持っていなかったという事です
まとめ
今回、小林容疑者が逃走したという事件ですが、詳しく調べてみると逃走されてもおかしくない状況とも言えるでしょう。
そして、この逃走されてもおかしくない状況というのはかなり異例中の異例が重なった、いわゆる奇跡に近いようなケースだったとも言えるでしょう。
犯人側からするとそのような小さい抜け穴でも、抜け出せるなら抜け出そうと思う人間がいるはずです。
ニュースでなぞかけ
「犯人」と掛けまして
「甘党」と解きます
その心は、
どちらも(逃がさない/苦さない)方が良いでしょう。
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